就労移行支援あるてぃーのブログ:alti-okinawa

沖縄で就労移行支援と自立訓練(生活訓練)をおこなっています。

人間力を育てる?

こんにちは!職業指導員の上野です。

沖縄に数多く存在する就労移行支援事業所。あるてぃーは、パソコンを中心に訓練していると思われがちです。そんな時、いつも思うことがあります。少し僕らのアピールが足りないなぁと。

就労移行支援とは?

障害者福祉 就労を希望する65歳未満の障害のある方に対して、生産活動や職場体験などの機会の提供を通じた就労に必要な知識や能力の向上のために必要な訓練、就労に関する相談や支援を行います。 このサービスでは、一般就労に必要な知識・能力を養い、本人の適性に見合った職場への就労と定着を目指します。

WAMNETより抜粋

もちろん私たちは、パソコン訓練を提供し、訓練生のスキルを上げています。実際にタイピングスピードは、入校前と比べて平均25%アップをしています。ExcelやWordなどOfficeソフトの扱いもはるかに上達しています。

パソコンの訓練よりもパソコンを扱う側の訓練。つまり、人間力を育てることが大事だと感じます。私たちは、就労移行支援事業所です。ただ「就職」に必要なものだけの訓練をすればいいのでしょうか?私たちは、人間力を育てる訓練こそ根本的に重要だと感じています。就職がゴールではなく、就職してからの人生をどのように過ごしていくかがゴールではないでしょうか。それは、「自身の力で自立した生活を送ること」です。

私たちが掲げる訓練理念は、同時に人間力も磨き、「大切な人生をもっと楽しく充実して送ってほしい」願いも込められています。

私たちが考える人間力とは?

人間力といっても捉え方は、様々です。私たちが掲げる「人間力」は、「誠実さ」「コミュニケーション」「障がい理解」の3項目です。またそれぞれの下に5項目あり、合計で15項目の人間力を育てる項目を設定しています。

人には長所と短所があります。長所と短所は表裏一体。長所ゆえに短所は見えてくるものです。

私で例えると「周囲を気にせず、集中しすぎるため、時間を超えて作業することがあり、時間内に終わらせることができない。」これは、短所のように聞こえますが、「集中力がある」という長所と「時間管理ができない」という短所が同時に存在します。だから、私は、まず仕事の優先順位を考えるようになりました。私は、スマホのタイマー機能や事業所のチャイムを合図に時間を区切って作業する習慣をつけることにより、自然と時間を意識しながら集中できるようになりました。

人間力を育てる自信があります。

社会に向かうためにはいろいろなことを身に付ける必要があります。必要かもしれないことを勉強するよりも、必ず必要だと思われるものから習得しても遅くはないと思います。自分の長所と短所を見つけ、それを育て補う訓練。あるてぃーが考える人間力の訓練は、「あなた」を育てる訓練です。