Excel「基礎」を学ぶことは大事?
こんにちは!職業指導員の上野 @altiokinawaです。
最近Excelの訓練で思うことがありましたので、ブログにしようと思います。
Excelって「難しい!」と良く耳にします。確かにExcelは奥深く、極めるのは困難なアプリケーションの1つだと思います。しかし、社会においてExcelは良く使います。また、就職面接においても「Excelはどの程度使えますか?」など面接官に聞かれることもあります。
自分のExcelレベルはどの程度?
自分のExcelレベルをどう表現したらいいいでしょうか?資格があれば、〇級と伝えれば良いかもしれません。しかし、〇級ってどの程度のスキル?と思う方もいると思います。正直、私も具体的に説明できません。Excelの資格とは、運転免許と一緒ではないかと考えることがあります。例えば、10年前に運転免許を取得して車を運転していない方をペーパードライバーと言います。Excelも同じようなことがあります。例えば、5年前に取得してからExcelを触っていない。しかもExcelは、2007と2010では大きく見た目と扱い方が変化しているため、Excelのレベルを聞かれても資格を持っていないと答えてしまう経験があると聞くことがあります。
訓練生には資格を持っていてもいなくても、自分のレベルがどの程度なのかを説明できるように訓練しています。そのためにはどうしても基礎理解が大事です。Excelで言うと、セル・書式・関数・引数などExcelには数多くの専門用語?が出てきます。それらを理解しなければ、応用を学ぶことも自身の力で参考書を片手に勉強することも困難になることがあります。
訓練で教えているExcel基礎の例
セルの中に入るものは、「文字」「数値」「数式」の3つ以外入りません。日付はシリアル値をいうものでこれは「数値」に含まれます。シリアル値とは、ただの数値で1900年1月1日を「1」としたルールだと思ってください。また、セルの中に入力して右に寄るものは、「計算ができる」左に寄るものは「計算ができない」。そうやってExcelでは振り分けをしています。
書式とは、カンタンに言うと「見た目」です。他の言葉で「スタイル」と呼ばれることもあります。書式とは、すでに存在する文字や数字などの見た目や表示を変えることです。コピーと貼り付けを良く聞くと思います。書式のコピーと貼り付けも存在し、書式のコピーと貼り付けは、書式、つまり見た目だけをコピーして貼り付けることを言います。
とてもシンプルなことですが、あるてぃーでは、この基本的な単語の意味と使い分けを徹底して訓練しています。それら基礎を理解してから、複雑な計算や関数などを習得していきます。すると、奥深いExcelの理解の扉を少しづつ開くことができるからです。
基礎を身に付けて単語の意味を把握すれば、資格がなくてもどのような訓練を受けてか説明もできます。もし専門的な分野であれば、Excelに出てくる専門的な単語に対する質問にも何の躊躇もなく回答ができます。