就労移行支援あるてぃーのブログ:alti-okinawa

沖縄で就労移行支援と自立訓練(生活訓練)をおこなっています。

「相談」は選択肢を増やすこと

こんにちは。職業指導員の上野です。

うちの訓練生がこんなことを言っていました。

朝、洋服選びの時に、長袖か半袖に迷ったら秋ですね。

これは、訓練生と私のある会話の一部です。沖縄は、四季の中でも春と秋が微妙で分かりづらいと聞きます。しかし、この訓練生の表現は、すごく分かりやすいと感心しました。

障がい者就職面接会が今年も開催

さて、明後日、9月14日(木)に沖縄コンベンションセンターにて、障がいを持つ方向けの就職面接会が開催されます。それに向けて履歴書を作成しておられる方も多くいらっしゃると思います。今日は、社会人になったら、必須スキルといわれる報連相の「相談」についてお話させていただきます。

あるてぃーのビジネス講座では、社会人として必要な基礎力を身につけ、向上する訓練を主としています。その訓練の一部に「報連相」があります。報連相は社会人になったら当然のように身につけなければいけないスキルの一つです。しかし、報連相をしっかり教えてもらった記憶って、意外とないものです。そして、報連相の中でも「相談」が特に障がい者雇用においても大事なスキルだと感じています。

報連相の「相談」とは、なんでしょうか?

相談とは、悩んだり困った時に専門的な人へ悩みや心配なことを話してアドバイスをもらい自分の選択肢を増やすことにあります。つまり、相談とは、自分が進むべき道を冷静に判断したり、増やすことなんです。選択肢は必ず増えるとは限りません。時にはある選択肢から選ばなければいけない時がありますが、アドバイスを受けることによって相談前より冷静に選択する力が身についているはずです。

相談には3つのポイントがあります。

  1. 悩んだ時・困った時

  2. 専門的な人へ

  3. 選択肢を増やす

この3つのポイントを少し具体的に見てみようと思います。

①悩んだ時・困った時

少しでも迷ったり、困ったら相談です。自分自身で不安状態を継続して悩むより、相談した方が気が楽になる可能性が高いからです。

②専門的な人へ

専門的な人というのは、周囲の人でより知識や経験が豊富な方を指します。社内で言えば、先輩や上司などにあたります。友達に相談したけど…と聞くことがあります。友人に頼る前に、専門的な人に相談ができれば、変わっていたかもしれません。

③選択肢を増やす

必ず、選択肢は増えません。選択肢は、増えることが多いと感じています。自分にとって、思いもよらなかったアドバイスをもらうかもしれません。それは、新たな選択肢です。その選択肢は自分を大きく成長させる経験値になる可能性もあります。新たな選択肢は、同じことで悩むことがあっても回避できる可能性が上がります。つまり、経験値が上がったことを意味します。

今からでも全然間に合います。

報連相は、大事な社会人スキルです。就職してから、様々な経験をすると思います。悩むこともあるでしょう。そんな時、ぜひ相談できる人や場所を見つけておきましょう。「相談」をしっかり理解できれば、安心した生活を送ることができますよ。

あるてぃーでは、普段からあらゆることに相談をお受けしています。もちろん就職後においても相談や指導をしています。訓練生はもちろん卒業生が気軽に相談していただいています。

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