就労移行支援あるてぃーのブログ:alti-okinawa

沖縄で就労移行支援と自立訓練(生活訓練)をおこなっています。

お昼時間、その事故が起きた。〜あかずの箱〜

こんにちは、職業指導員の上野です。

昼にその事故は起きました…。

電子レンジで5分、開かずの箱に。

お昼時間、訓練生がいつも通りに弁当を電子レンジへ。夏ということもあり、弁当は凍らせて持参。いつも5分間、レンジをまわしているのはそのためだ。温めたその箱を取り出す。フタと箱が弓なりに反っている…。

しかし、ここまではよくある話。レンジで温めすぎると弓なりに反ることがあるが、フタを開ければ元に戻る。それは、フタが開けばの話。

箱を開こうとフタに手をかける…。「開かない…。」訓練生は焦った…。

他の訓練生、職員がこの箱を開けようと試みる。レンジで再加熱する者。フォークの柄を使ってテコの原理を試す者。そして、冷凍庫に入れて冷やす者。すべてうまくいかない…。

お昼時間終了まであと10分。彼は、このまま食べることが叶わずに、弁当と一緒に飲もうと持参した、懐かしの炭酸飲料MATCH(マッチ)のみで乗り越えることができるのか…。

救世主は電気ドリル

ネット検索そして、色々試してみる…。全てうまくいかない…。そして、一人が「アレしかないな。」とおもむろに取り出した電気ドリル。しかも準備万端。この時を待っていたかのように…。しかし、ネットには恐ろしいことが書かれていた。「密封された弁当箱はもはや爆弾。吹き飛ぶかもしれない」と…。恐怖に耐えながら、電気ドリルをあてる。恐怖と老いで震える手を抑えながら…。

プスっ…。

穴が開いた。しかも普通に開いた。吹き飛ぶどころか、普通に穴が開いた…。

残り5分で完食。

開いたフタは、しなりすぎてヒビが入ってる。もうこれは箱としての役割は果たせそうにない。なぜなら、電気ドリルで穴があいているからだ。こうして開かずの箱を開けることに成功し、その訓練生はその弁当を5分で完食したのであった…。

まとめ

弁当箱のフタをつけたまま、電子レンジをまわすのはとても危険です。絶対にやめましょう。

最後の電気ドリルは最終手段でしたが、だれが何をしても開かない、この箱。しかもこの弁当箱は、あるてぃーからの誕生日プレゼント。しかも1週間前に渡したあの箱です。それが、こうなるとは…。

みなさん、電子レンジの過熱に注意しましょう。フタをとってレンジで温めましょうね。