パソコンを学ぶ難易度は、姿勢にあり。
毎週末に過食気味。毎週月曜日に猛省している職業指導員の上野です。毎日、就労移行支援のあるてぃーでは、パソコン訓練をしています。もちろん、パソコンのみならず、生活基礎訓練・グループワーク・ビジネス講座も同時進行しています。
見学で「難易度が高い」と思われている訓練こそ基礎
最近、よく就労移行支援にしては、あるてぃーの訓練が「難しそう」というご意見をよく頂きます。その誤解を少しでも和らげることができればという思いでこのブログを書いています。
誰もがExcelやWordを学校で基礎から学んでいない。
最近のパソコン訓練は、基礎に返って復習に磨きをかけています。WordやExcel、PowerPointなどよく事務職系で使用されるオフィスアプリケーション(=オフィスソフト)と呼ばれるものです。私の個人的な意見ですが、このオフィスアプリケーションを基本から学んだという方は少なく、それぞれのアプリケーションの使い分けを明確にできない場合も多々あります。しかし、それは仕方のないことだと認識しています。教えている私も基礎からちゃんとしたスクールで勉強したわけでもないからです。
パソコンの基礎とは、何でしょうか?
基礎ってなんでしょうか?よく小学校の時に担任の先生に「基礎ができなければ応用なんかできるものか。」と叱責されたことを思い出します。パソコンでも同様に基礎が分からなければ、応用に立ち向かえないのです。また、昨今のIT進化のスピードは早すぎます。それに並走するためには、どうしても基礎が必要です。オフィスアプリも同様に仕事のニーズに合わせて機能も進化しています。
基礎を磨く時に必要な意識は「興味」。
大事なものは、そのオフィスアプリケーションだけを使いこなすことでなく、進化しバージョンアップしたオフィスアプリケーションでも使いこなせる自発的な行動が求められます。よく聞く話です。「Excel2007は使えるけど、2013は難しい…」確かにUI(ユーザーインターフェイス=見た目)が変わったかもしれません。しかし、機能は変わっていません。少し機能が追加され便利になっている場合もあります。それに合わせていくために必要な意識。それは、興味を持つことです。
「興味」をもつことから、情報の真贋を見抜く。
興味を持つことから、インターネットで検索する技術も向上します。そして、オフィスアプリケーションの使い方も自発的に勉強することができます。ITの進化は、私たちに驚きと感動を与えてくれました。昔のように百科事典や教科書を購入なしに、インターネットで解決することも可能です。しかし、それらの情報がすべて正しいとも限りません。「インターネット=正しい」ではないのです。情報の真贋を見抜く力もこの「興味」から身につけることができます。
パソコン用語、IMEは基礎の基礎。
「興味」を出発点にした基礎を磨く最初の作業は、名称を覚えることです。その名称をただ覚えて頭に詰めるのではなく、つなげて理解することで、名称を説明することができます。オフィスアプリケーションを使う上で大事な基礎単語、IMEはとても大事です。日本語変換に必要な補助ソフトです。もちろん、このIMEもどんどん進化し便利になっています。たいていの文字変換はこのIMEで可能です。
そう、IMEとは、Windowsのタスクバーの右下にある「A」や「あ」のことです。カタカナはもちろん、英語の読みからの変換で英単語に変換できます。昔に比べてF7キーを押すことも減りました。また学習機能もついているので頭の中にある単語を瞬時に変換できるので、文字もスラスラ書けるようになりました。この進化に並走するためにも就労移行支援あるてぃーでは、自発的に行動できる人間力とスキルを同時に磨いています。実際にパソコンについて詳しくない訓練生がメキメキと腕を磨き、基礎を理解して他社へ説明できるほどにスキルアップしています。タイピングスキルも平均25%上がっています。
【結論】あるてぃーの訓練は、説明できる基礎体力を養成。
パソコンに興味のある方、事務職への就職を希望する方にとっては、難しそうな訓練ではなく、確実にスキルアップできる訓練だと信じて毎日伝えることを意識して教壇に立っています。訓練生が、パソコンに興味を持ち、他社へ説明できる力は、コミュニケーションスキルでもあります。パソコンというきっかけで、自然に人間力も学ぶことができる訓練なのです。一度見学にお見えになれば、画面を見つめて集中しているパソコン教室ではないことをご理解いただけると思います。
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